大阪・阿倍野区にある
放課後等デイサービス
児童発達支援・個別療育

小学生以上のプログラムでは、小集団で行うことにより一緒に活動する仲間から様々な成長するためのきっかけを受け取る経験ができ、その中で活動するからこそ伸びる力があります。
小集団だからこそ様々な角度からアプローチすることができ、偏ったトレーニングにならず、多角的なバランスの取れたプログラムを行うことで、より幅広く成長のきっかけを掴み、社会に出た時に様々なシーンでの生きる力に繋がります。
子どもたちが自己決定権を持った中での小集団活動を営むことにより、子供自身が変化を感じ、自らやる気を生み出し、成功体験を積むことで社会生活で必要なスキルを養っていきます。
また、学校や家庭での困り事など個々のニーズに対応しながら、自然の中での活動やリーダーなどを担う経験なども通し、集団における役割の自覚、主体的な責任意識の育成、自己肯定感の育成、豊かな感受性の育成を支援します。

曜日ごとにそれぞれのプログラムの専門家がプログラムを考案します。個々の発達の段階に合わせながら、自己決定権を持ち主体的に取り組み、社会生活で必要なスキルを養う事ができるよう、小集団での環境の中でプログラムを行います。

「黒板の文字を書き写すのが遅い」「本を読むときに行を飛ばしてしまう」「文章を読むのが遅い」「勉強していても、すぐに飽きる、嫌になる」「じっとしていることが苦手」「体を動かすことが苦手(特に球技)」「よく転んだり、ぶつかる」「友達とうまくコミュニケーションが取りにくい」
これらの小学生によく見られる困り事の原因は「目」の問題である可能性があり、ビジョントレーニングをすることで改善が期待されます。

ビジョントレーナーの所属している協会の調査では、「目」をうまく使えておらず、こういった症状があらわれている子どもが年々増えてきていることがわかっています。
その原因として、子どもがゲームやTV・ケータイなど、近くのものを凝視し続けている上に、外遊びが少なく、目やからだを伸び伸びと使う機会があまりにも少なくなってきているからだと考えています。

ビジョントレーニングには下記のような効果が表れた実例があります。

学習面での効果の例

読書はマンガ本を読む程度だった子が、ビジョントレーニングをしたことで文字が沢山書かれている長編小説をスラスラと読めるようになったり、テストで記号問題しか解いてこなかった子が文章問題にもチャレンジする気持ちが芽生え、どんどん解けるようになりました。
目の状態が少しでもよくなることで情報入力時にかかっていた負担が解消され、文字を見ることへの抵抗が減り、結果学習能力の向上に繋がります。

運動面での効果の例

バットコントロールや守備共に苦手だった野球少年が、ビジョントレーニングをしたことで動いているボールを正確に捉えることができバットに当たる回数が増えたり、自分のいる位置とその他のものとの距離感を掴むことができるようになり守備力も向上しました。正しく物をとらえることができるようになることで、体を動かす位置が正確に掴めるようになり、結果運動が得意にみえる(運動能力の向上)に繋がります。

このようにビジョントレーニングには、現在もっている能力を伸ばしたり、潜在能力を引く出す様々な可能性が詰まっています。
発達や成長を効率よく促すために、人間の五感を通して入ってくる情報のうち約80%をしめている「視覚」を整えること=「土台」を整えることと考えてトレーニングしていくことが望ましいと考えています。

まんまるでは、遊びの中でトレーニングができるよう工夫をしていきます。
遊びの中で少しのできた!や変化を見つけ本人に伝えることを大切にします。そして、子ども自身が変化を感じることで自らやる気を生み出し、成功体験から自信をつけるきっかけにつなげていきます。

感覚統合療法

脳の発達において「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」「前庭覚」「固有覚」は脳の食事と言われるほどとても重要な役割を果たしています。
日々の生活のなかでたくさん入ってくる感覚を私たちは無意識のうちに脳で分類し、整理したりして次の行動につなげています。この脳の機能を感覚統合と呼びます。

  • ・積み木を崩さずにつみあげることができる
  • ・ボールをキャッチすることができる
  • ・お箸を使って物を掴むことができる
  • ・ジュースのパックを握りつぶすことなく飲むことができる
これらは体が感じる感覚情報を脳が適切に処理し必要な情報だけを上手に伝えられているからなのです。
触覚や固有受容覚・前庭感覚の三つの感覚は赤ちゃんがおなかの中にいる時から働きはじめており成長と共にお互いが関連しあって自分の体の地図(身体図式)を知っていきます。
様々な活動を行うための準備段階として触覚・固有受容覚・前庭感覚の3つの感覚を重視しています。
  • 皮膚で感じます。危険を察知したり痛みや温度、圧迫などの情報を脳に伝えます

  • 筋肉、腱、関節などで感じます。手足の位置や運動の様子、物の重さなどの情報を脳に伝え姿勢を保持したり体をスムーズに動かすために働きます

  • 耳の奥の前庭器官で感じます。平衡感覚ともいわれ頭の傾きや動き、スピード、重力を脳に伝えます。また目の動きも重要な役割を果たしています

まんまるではトンネル遊びやウッドマウンテンなど身体を支える遊びや砂、粘土、折り紙など手指の細かな運動を通して、生活動作などの向上を図ります。また、お子様の興味や発達段階に合わせて楽しく、小集団での環境でプログラムを行います。
また精油の香り(アロマ)を使用し、香りが嗅覚から大脳辺縁系に直接作用することでお子様の健康維持や心の安定、日ごろの不安の解消や対人関係の改善につなげていきます。

運動療法

コーディネーショントレーニングでの7つの能力を養うため跳び箱や平均台、トランポリンなど器具や器械が含まれたサーキットや、音楽に合わせたリトミック、園庭あそび、野球など様々なプログラムを取り入れております。

跳び箱や平均台などが「怖い」ではなく「楽しい」という気持ちで取り組めるように高さの調整、指導員の補助などの環境調整を行い、動作を細かく分析し基礎的運動感覚を養うためのプログラムを提供します。
運動の機会が少なく,運動に対して苦手意識があるこどもたちに対して遊びの中から身体を動かすことの楽しさを知り、まずは「やってみたい!」という気持ちを育みます。
小集団の中で、感覚統合療法とともに、7つの能力を統合させること(コーディネーショントレーニング)で運動発達の促進を図ります。

学校や習い事などの社会生活を営むにあたって対人関係の中で起こるトラブルや困りごとの解決、また状況に応じた適切な振る舞いが出来るようになるために必要なスキルを身に着けるための心理社会的療法を実践します。
学校などの社会生活では、人前で発言や発表することを苦手とする児童がいたり、友達や先生などの対人関係がうまくいかない、コミュニケーションが難しいなどの様子が見受けられる事があります。
まんまるステップでは、そのような困りごとの解決に繋げる能力を、小集団の中で様々なプログラムにより身につけていきます。

プログラム例

  • 友達とペアになり、互いの顔を見ながら似顔絵を描いてもらいます。お友達がどんな顔や表情をしているのかを見ることで「目を合わせる」「目を見て話す」などのコミュニケーション能力を養います。また、普段関わらないお友達に興味を持つきっかけを作り、コミュニティの輪を広げます。

  • 9マスの中にお題を書きます。(例:好きな食べ物は?など)お題の答えを考えてもらい、ビンゴ用紙を持って質問をして回り、同じ答えの児童がいればビンゴになります。
    選択制の答えにすることで、まず自身が何を答えるかを理解します。そのあとに他児に話しかけて会話をすることで会話のきっかけ作りを促します。

  • 友達とペアになり、描く人と描かれる人に分かれます。何を描くかを決めたら描く人に希望の絵を伝えます。描く人は描かれる人の腕に希望の絵を絵具で描きます。何を描くのかを伝えたり、描いている最中に話したりすることで自然と会話が生まれ、コミュニケーションを楽しみます。

  • 顔はめパネルに口や目をはめて“悲しい”、“嬉しい”などの表情を選んで、前に出てしてもらいます。他の児童はどんな表情をしているのかを当ててもらいます。口や目などの表情筋を鍛えることで豊かな感情表現に繋げます。同時に非言語のコミュニケーションの能力を養います。

学校や家庭におけるよく挙げられる困り事の事例と、
まんまるで効果が期待される療育プログラム

授業中の立ち歩き、姿勢保持

  • 運動・感覚統合療法
  • ビジョントレーニング
  • ソーシャルスキルトレーニング
  • 農作業療法

宿題

  • ビジョントレーニング
  • 運動・感覚統合療法
  • ソーシャルスキルトレーニング

忘れ物

  • ソーシャルスキルトレーニング
  • 運動・感覚統合療法

対人関係

  • ソーシャルスキルトレーニング
  • 農作業療法

板書

  • ビジョントレーニング
  • 運動・感覚統合療法
困り事の原因がどこにあるかは、個々により様々です。保護者の方や関係機関の方との情報共有を綿密に行うとともに、日頃の些細な様子や言動の変化を見逃さず、成長できるきっかけを確実に掴むことを重要視し、それらをプログラムに反映します。

アクセス

〒545-0041
大阪市阿倍野区共立通1-3-10

TEL 06-6653-0666