小学生以上のプログラムでは、小集団で行うことにより一緒に活動する仲間から様々な成長するためのきっかけを受け取る経験ができ、その中で活動するからこそ伸びる力があります。
小集団だからこそ様々な角度からアプローチすることができ、偏ったトレーニングにならず、多角的なバランスの取れたプログラムを行うことで、より幅広く成長のきっかけを掴み、社会に出た時に様々なシーンでの生きる力に繋がります。
子どもたちが自己決定権を持った中での小集団活動を営むことにより、子供自身が変化を感じ、自らやる気を生み出し、成功体験を積むことで社会生活で必要なスキルを養っていきます。
また、学校や家庭での困り事など個々のニーズに対応しながら、自然の中での活動やリーダーなどを担う経験なども通し、集団における役割の自覚、主体的な責任意識の育成、自己肯定感の育成、豊かな感受性の育成を支援します。
曜日ごとにそれぞれのプログラムの専門家がプログラムを考案します。個々の発達の段階に合わせながら、自己決定権を持ち主体的に取り組み、社会生活で必要なスキルを養う事ができるよう、小集団での環境の中でプログラムを行います。
学習面での効果の例
運動面での効果の例
感覚統合療法
例
皮膚で感じます。危険を察知したり痛みや温度、圧迫などの情報を脳に伝えます
筋肉、腱、関節などで感じます。手足の位置や運動の様子、物の重さなどの情報を脳に伝え姿勢を保持したり体をスムーズに動かすために働きます
耳の奥の前庭器官で感じます。平衡感覚ともいわれ頭の傾きや動き、スピード、重力を脳に伝えます。また目の動きも重要な役割を果たしています
運動療法
友達とペアになり、互いの顔を見ながら似顔絵を描いてもらいます。お友達がどんな顔や表情をしているのかを見ることで「目を合わせる」「目を見て話す」などのコミュニケーション能力を養います。また、普段関わらないお友達に興味を持つきっかけを作り、コミュニティの輪を広げます。
9マスの中にお題を書きます。(例:好きな食べ物は?など)お題の答えを考えてもらい、ビンゴ用紙を持って質問をして回り、同じ答えの児童がいればビンゴになります。
選択制の答えにすることで、まず自身が何を答えるかを理解します。そのあとに他児に話しかけて会話をすることで会話のきっかけ作りを促します。
友達とペアになり、描く人と描かれる人に分かれます。何を描くかを決めたら描く人に希望の絵を伝えます。描く人は描かれる人の腕に希望の絵を絵具で描きます。何を描くのかを伝えたり、描いている最中に話したりすることで自然と会話が生まれ、コミュニケーションを楽しみます。
顔はめパネルに口や目をはめて“悲しい”、“嬉しい”などの表情を選んで、前に出てしてもらいます。他の児童はどんな表情をしているのかを当ててもらいます。口や目などの表情筋を鍛えることで豊かな感情表現に繋げます。同時に非言語のコミュニケーションの能力を養います。
学校や家庭におけるよく挙げられる困り事の事例と、
まんまるで効果が期待される療育プログラム
授業中の立ち歩き、姿勢保持
宿題
忘れ物
対人関係
板書