触覚
皮膚で感じます。危険を察知したり、触って何かを確かめたり、痛み、温度、圧迫などの情報を脳に伝えます。
固有受容覚
筋肉、腱、関節などで感じます。手足の位置や運動の様子、物の重さなどの情報を脳に伝え、姿勢を保持したり、体をスムーズに動かすために働きます。
前庭覚
耳の奥の前庭器官で感じます。平衡感覚ともいわれ、頭の傾きや動き、スピード、重力を脳に伝えます。目の動きに関連する働きもあります。
以上3つの感覚は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる頃から働き始めており、様々な活動のための準備体制として重要な役割を果たしております。
姿勢、筋力、眼球運動、バランスのコントロール、
触覚からの皮膚感覚の情報
体幹が安定し、動いているものを見続けられることができたり、目で追ったり、視点を移すことができ第三段階へ。
ボディーイメージの形成、
運動コントロールの基礎、
利き手の確立、注意の持続
体幹がしっかりしてくると末端まで意識が向くようになることで、身体の大きさや手足の長さを把握できるようになり、ボディイメージが形成される。身体の各部位を動かすタイミングを考えながら運動ができる、運動コントロールの発達。
視空間認知の発達、目と手の協調性、
手指の機能分化、言語機能、コミュニケーションの発達
発達が末端に及び、手指を細かく動かすことができるようになる。鉛筆やハサミなどの細かな運動が必要となる道具の操作、箸の使用、靴紐を結ぶなどができるようになる。
これまでに習得し、統合してきた感覚をもとに作られたイメージと言葉(聴覚情報)を結びつけることで、言語機能が発達する。
感覚の統合と概念の形成。
学習や運動の達成、社会性の構築
感覚統合が繰り返し成功することで、できることが増え、自信や自尊心が高まる。